髪に良いものを「足す」毎日に、少し疲れてしまったあなたへ

髪に良いものを「足す」毎日に、少し疲れてしまったあなたへ

​年齢を重ねるごとに、鏡の前で過ごす時間に少しずつ焦りが混ざるようになります。

「なんだか最近、髪全体のボリュームがなくなってきた気がする」

「夕方になると、分け目がペタッとして元気がないように見える」

​そんな悩みに直面したとき、私たちは無意識のうちに「何か新しいもの」を買い足そうとしてしまいます。

「あの有名なエイジングケア美容液を試してみようか」

「パサつきを抑えるために、もっと濃厚なヘアオイルを重ねてみようか」

「今月のサロンでは、一番高いスペシャルトリートメントを追加しよう」

​そうやって、お風呂場や洗面台には、高価なボトルが一つ、また一つと増えていく。かつての私も、まさにその「足し算のループ」の中にどっぷりと浸かっていました。髪のために良いと言われるものは何でも試し、時間もお金も惜しみなく注ぎ込んできたのです。

​しかし、どれだけアイテムを買い足しても、思い描くような健やかさは長続きしませんでした。

朝、丁寧にオイルを塗り込んでも、夕方になればやっぱり髪はへたってしまう。ケミカルな成分で表面をピカピカに固めて、一瞬の艶を作ってはみるものの、お風呂でそれを洗い流せば、また元のスカスカとした頼りない素髪に戻ってしまう。その場しのぎのごまかしを繰り返す毎日に、心もどこか疲れ果てていました。

​「何かを足す前に、まずは不要なものを『引く』のが先なんじゃないだろうか」

​そう思い至り、思い切ってこれまでの重たい足し算を手放してみたことが、私のヘアケアの大きな転換点になりました。

​まずやめたのは、良かれと思って毎日地肌をごしごしと洗い、必要な油分まで根こそぎ奪っていた強いシャンプーです。そして、髪を綺麗に見せるためだけに表面をガチガチに覆っていた、シリコンや合成ポリマーがたっぷりと入ったコーティング剤も、思い切って引き算してみました。

​代わりに選んだのは、驚くほどシンプルで、どこまでも誠実な選択でした。

​朝、過剰な洗髪をお休みして、ぬるま湯で地肌をやさしくいたわるようにすすぐ。

少し早く起きた朝は、スマートフォンを置いて、心地よい空気の中で体を軽く動かしてみる。じんわりと身体が温まり、地肌まで新鮮な感覚がじんわりと広がっていくのを感じる。

そして、そんなまっさらで健やかな土台に、100%植物だけで作られたヘナをそっと纏わせてあげる。

​ヘナという植物は、化学的な成分のように、一瞬で嘘のような艶を作り出す魔法の道具ではありません。ただ、傷んで元気を失った髪の内側へ、じっくり、じっくりと寄り添うように満ちていき、髪そのものが持つ本来の強さを呼び覚ましてくれる相棒です。

​あれこれと必死に塗り重ねていた頃よりも、無駄なものを削ぎ落とした今のほうが、不思議と髪が生き生きとしています。

髪の一本一本が自分の力でしっかりと立ち上がり、芯からふんわりと弾むような心地よさ。手で触れたときに感じるのは、人工的なヌルつきではなく、軽やかで、どこまでも自然な「素髪」の強さです。

​年齢を重ねるほどに、多くを抱え込むのではなく、無駄を削ぎ落としていく「引き算」の暮らしが愛おしくなります。それは髪だけでなく、自分自身の生き方を整えていくことにも似ているかもしれません。

​もし今、あなたが「あれもこれも足さなきゃいけない」という美容の迷子になっているのなら。

一度その重いボトルを置いて、あなたの身体と地肌が本来持っている力を、もう一度信じてみませんか。

​余計なものを引き算した先にある、淀みのない、本当に健やかな髪育。

10年後の自分をもっと愛せるようになるための優しい選択を、ウチヘナと一緒に、ここから始めてみませんか。

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